こんにちは、運用型広告整備士ことアイトリガー佐賀オフィスの古賀です。
年末年始といえば、クリスマスを筆頭に大きなイベントが連続しています。
業種によっては一番の繁忙期でもあり、そういったクライアントを担当している広告運用者にとって一番忙しい時期だといえるでしょう。
一方でGoogle広告をはじめとする広告媒体各社は休業となるため、アカウント開設や審査保証、窓口対応に期限を設けています。
今回の記事では、各媒体の年末年始の対応期限を一覧化してまとめています。
年末年始に動きが予想されるクライアントには早めに対応しましょう。
媒体別対応表
Google広告
| 業務 | 期限・期間 |
| アカウント開設 | 12月9日（金）※推定 |
| 広告審査保証期日 | 12月16日（金） |
| 審査再開日 | 1月5日（木） |
| 窓口サポート対応期限 | 12月28日（火） |
| 窓口サポート対応再開日 | 1月5日（木） |
Yahoo!広告
Yahoo!広告では、Yahoo!検索広告、Yahoo!ディスプレイ広告（運用型）とYahoo!ディスプレイ広告（予約型）で詳細が異なっているので注意が必要です。
Yahoo!検索広告・Yahoo!ディスプレイ広告（運用型）
| 業務 | 期限・期間 |
| アカウント開設 | 12月23日 |
| 広告審査保証期日 | 12月20日 |
| 審査再開日 | 1月5日 |
| 窓口サポート対応期限 | 12月28日 |
| 窓口サポート対応再開日 | 1月5日 |
| 銀行入金の年内反映期日 | 12月27日 17:00 |
| 銀行入金の反映再開日 | 1月5日 |
Yahoo!ディスプレイ広告（予約型）
Yahoo!ディスプレイ広告（予約型）では、掲載開始日に応じて入稿期限が定められています。
| 掲載開始日 | 通常入稿締切 | 押し込み入稿締切 |
| 通常 | 4営業日前 | 2営業日前 |
| 年末年始期間中 | 6営業日前 | 受付停止 |
| ～12月28日掲載開始 | ～12月20日 | — |
| 12月29日～1月5日掲載開始 | 12月21日 | — |
| 1月6日～1月11日掲載開始 | ～12月23日 | — |
| 1月12日掲載開始 | 通常 | 通常 |
※Google広告・Yahoo!広告の審査の仕組みについては下記の記事にまとめられております。
本記事とあわせてお読みください。
【Google広告・Yahoo!広告】審査の仕組みと不承認になった場合の対応
Facebook広告
| 業務 | 期限・期間 |
| アカウント開設 | なし(随時審査) |
| 広告審査保証期日 | なし(随時審査) |
| 窓口サポート対応期限 | 通常通り（月～土 8:15～19:30） |
Facebook広告は例年、年末年始も通常通り稼働しております。
ですが、入稿が混み合うと審査に時間がかかると予想されますので、早めの入稿対応を心がけましょう。
LINE広告
| 業務 | 期限・期間 |
| アカウント開設 | 12月10日18:30 ※昨年の実績を参照しています。 |
| 広告審査保証期日 | なし （入稿から5営業日・状況により超過する可能性あり） |
| 審査再開日 | なし |
| 窓口サポート対応期限 | 受付のみ 回答は営業再開（1月5日）以降順次 |
| 窓口サポート対応再開日 | 1月5日（木） |
Criteo
| 業務 | 期限・期間 |
| 申込関連 | 12月20日（火） |
| 配信開始・再開依頼 | 12月22日（木） |
| プレミアムパブリッシャー掲載審査依頼 | 12月16日（金） |
| その他各種依頼の締切 ・フィード確認依頼・タグ確認依頼・デモバナー作成依頼・トラッキングパラメーター設定依頼 | 12月20日（火） |
12月19日週と1月4日週は休暇取得推奨期間となっているため、稼働率が低くなるようです。
また、締切直前には依頼が集中するため通常時より対応・返信が遅れることがあるようです。
12月29日（木）～2023年1月3日（火）の休業期間中は、criteo側での対応は一切できないそうです。
対象期間中に、配信に大きな影響が出る変更を行う場合は予め、criteo・クライアントとの相談を行い認識の相違のない状態で望むようにしましょう。
また、設定変更後の配信状況は担当者自身でしっかり確認しましょう。
Taboola
| 業務 | 期限・期間 |
| アカウント開設 | 12月26日（月） |
| 広告審査保証期日 | 12月27日（火） |
| 審査再開日 | 1月5日（木） |
Gunosy
※こちらは2021年度の情報です。2022年分は問い合わせ中ですので回答いただき次第更新します！！
| 業務 | 期限・期間 |
| アカウント開設 | 12月24日（金） |
| 広告審査保証期日 | 12月22日（水）18:00 |
| 審査再開日 | 1月3日（月） |
| 窓口サポート対応期限 不承認理由問い合わせ 再審査依頼 掲載可否確認依頼 CVテスト依頼 ※CVテスト依頼はアプリ案件のみ対象 | お問い合わせ内容により期限が異なります 12月24日（金） 12月27日（月）12:00 12月27日（月） 12月27日（月）12:00 |
| 窓口サポート対応再開日 | 1月3日（月） |
※時間の記載がないものは23:59までとなっています。
SmartNews
※こちらは2021年度の情報です。2022年分は問い合わせ中ですので回答いただき次第更新します！！
| 業務 | 期限・期間 |
| アカウント開設 | 12月16日（木） |
| 広告審査保証期日（Standard Ads） | 12月23日（木） |
| 審査再開日（Standard Ads） | 1月5日（水） |
Premium Ads
| 掲載開始予定日 | 申し込み締切 |
| 12月28日（火）～1月7日（金） | 12月20日（月） |
| 1月8日（土）～ | 通常通り（配信開始の5営業日前） |
Tik Tok
※こちらは2021年度の情報です。2022年分は問い合わせ中ですので回答いただき次第更新します！！
| 業務 | 期限・期間 |
| アカウント開設※1 | — |
| 広告審査保証期日※1 | — |
| 審査再開日 | — |
| 問い合わせ※2審査関係その他 | 12月24日（金） 17:0012月29日（水） 17:00 |
※1.アカウント・広告の審査は常時行われますが、年末にかけて審査数が増え、時間がかかる審査に時間がかかることが想定されます。可能な限り早めのご入稿しましょう。
※2.問合せの内容によって、回答までにかかる時間が異なるので、問い合わせが必要な場合は可能な限り早めの対応が必要です。
※こちらは2021年度の情報です。2022年分は問い合わせ中ですので回答いただき次第更新します！！
| 業務 | 期限・期間 |
| アカウント開設 | 12月22日（水） |
| 広告審査保証期日 | 12月30日（木） |
| 審査再開日 | 1月4日（火） |
早めの対応を！
こちらの表に記載している期限は、「媒体が年内に審査完了を保証している期限」であり、年内に掲載されることを確約するものではありません。
審査が不承認になってしまった場合など、不足の事態に備え、早めの対応を心がけましょう。
あわせて確認しておくこと
アカウント開設や入稿などはクライアントとのすり合わせ（開始時期、素材の共有や完成物の確認など）も必要になりますので、早め早めの連絡を行い、期限前に完了できるようにしましょう。
その他の設定については、いつでも変更可能ですが、以下の項目についてはあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
- 配信切り替えの設定確認
- キャンペーン予算の確認
- 運用施策の変更
- 年始以降のスケジュール確認
配信切り替えの設定確認
たとえば、クリスマス（12月25日）までや年内（12月31日）までで配信を止める予定の広告があれば、キャンペーンの終了日を確認したり、曜日設定による切り替えや自動化ルールを使用している場合はそれらの設定を確認する必要があります。
終了日など日付を指定している場合は、年月日がそれぞれ正しいことを確認することが大事です。誤って来年の日付になっていないか注意しましょう。
また、この時期のみ配信を行うケースもあると思われます。
過去の配信実績があればそちらをベースに、新規案件の場合はGoogleトレンドのデータを参考にして、キーワードや広告の追加、再開時期の提案を行いましょう。
キャンペーン予算の確認
年末年始の配信ボリュームは、サービスの内容や配信している媒体によって大きく変化します。
12月中旬以降、toB向けのサービスや検索広告は減少する傾向にあります。
また、toC向けやソーシャル系のサービスについては3年ぶりに行動制限のかからない年末年始になるため、コロナ禍以降の「お家時間を過ごす人」の割合が減少することも考えられるので、特にユーザーの傾向の変化に注視する必要がありそうです。
年末にかけ配信量の減少が予想される案件で、一定額以上の予算を使用する必要がある場合は、12月頭からキャンペーン予算・入札を強めハイペースで配信を行ったり、年末にかけ配信量の増加が予測される案件では、機会損失が発生しないよう予算を高めにするなど設定を見直しましょう。
運用施策の変更
年末年始はユーザーの行動や競合の動きに大きな変化があるため、運用方針の切り替えや新たなクリエイティブの追加などの施策の実施や検証には注意が必要です。
ユーザーの行動の変化としてはまだまだおうち時間が多いようですが、外食・旅行などアクティブな行動も増える見込み※も出ていますし、競合の動きとしては国内の大手企業や人気アプリが集中的に予算を投下していることも知られています。
これらの変化も加味しつつ、施策の提案を行うことが重要になります。
年始以降のスケジュール確認
年始以降の動きにも注意が必要で、1月中旬ごろまでの予定がある程度決まっている場合は、年内のうちからできる準備はしておきましょう。
年始の営業再開日から「やるぞ！」と思っていても、クライアントへの年始の挨拶や社員総出での年頭祈願など、ただでさえ忙しい月初に年始の業務が追加されるため、思うように仕事が進められないかもしれません。
そうなった時に必要以上にバタバタと慌てなくていいよう、できることは早めに終わらせておく意識を持ちましょう。
まとめ
期限が差し迫っている媒体もありますので、業務の優先順位を確認して年末年始もクライアントの要望に沿った広告配信ができるように準備しておきましょう。
その準備のためにこの記事を少しでもお役立ていただければ幸いです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
