株式会社アイトリガーは、マーケティングAXの実装サービス「AXer」において、DM宛名データの重複候補・住所不備を検知するデータ整備リソースの提供を、DMなど個人情報を扱う販促業務を持つ企業向けに2026年7月より開始します。2026年6月に通信教育サービスを展開する企業(社名非公開)へ先行提供し、実業務での運用が始まったことを受けての一般提供です。氏名や番地をAIに渡さない匿名化設計を採用しており、個人情報を扱うマーケティング業務そのものをAIで作り変えるマーケティングAXの実践です。
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先行提供先である通信教育サービスを展開する企業(社名非公開)との取り組みの中で、DM施策の前工程に大きな負担があることを確認しました。数千から数万件規模、約45列におよぶ見込み顧客データからDM宛名を出力する際、同一人物と疑われる重複レコードや住所不備の特定・抜き出しに手作業の時間がかかっていたのです。氏名の全角スペースの有無、「丁目」表記と「-」区切りといった表記の揺れは、Excelの目視確認では拾いきれません。さらに対象は氏名・住所を含む個人情報のため、外部のクラウドサービスに気軽に預けることもできません。
アイトリガーはこの制約ごと業務を設計し直す仕組みを構築し、6月の先行提供と実業務での運用を経て、本番運用に耐えると判断したため一般提供を決定しました。根底にあるのは、AIに任せるのは候補の提示までとし判断は人が行う、そして個人情報そのものはAIに見せない、という設計思想です。
DM宛名業務に起こる3つの変化
- 洗い出しが目視作業から「検知結果の確認」に:完全一致に加え表記揺れを吸収するファジーマッチで0.00〜1.00の類似度スコアを算出し、判定根拠を画面に表示しながら重複候補や住所不備を提示します。
- 個人情報を守りながらAIの判定力を使える:外部AI利用時は送信前に氏名を記号へ置き換え、番地以下をマスクし、住所の構造パターンだけを比較します。削除・統合は担当者の設定で初めて反映されます。
- 確認したデータがそのまま出力・販促につながる:条件で絞り込んだ宛名Excelの生成、販促メルマガHTMLの構築、集計レポート作成まで、これまで人がファイルを受け渡していた工程が自動でつながります。
〈ご参考〉本リソースは単体のSaaSツールとして提供するものではなく、AXerが提供するリソース(人・ツール・ノウハウ)の一部として、各社の業務フローに合わせて実装します。実行環境もローカル完結型から社内サーバー型まで、各社のセキュリティ要件に合わせて選定します。完成されたパッケージではなく各社の課題に合わせて組み替える前提の仕組みで、会員名簿や顧客データの名寄せなど同型の課題を含め、課題整理の段階からご相談いただけます。
マーケティングAX/AXerの詳細は、サービスサイトでご覧いただけます。