アイトリガーは、各社のマーケティング業務を見直してAIで作り変える「マーケティングAX」を実践しています。その一例として、LINE公式アカウントの中だけで応募が完結し、入力後の通知や記録までつながるフォームの仕組みをつくりました。
LINE公式アカウントで友だちを集めても、応募やアンケートになると外部フォームへのリンクを送る場面が多くあります。ユーザーはLINEを離れ、ブラウザを開き、また入力を始める。この移動のたびに少しずつ離脱が起きます。問題はフォームを作れるかどうかではなく、応募という行動を最後まで途切れさせない導線をつくれるか。そこが今回の出発点でした。
私たちはLINEのLIFF(LINE Frontend Framework)を使い、応募フォームをLINEアプリの中で完結させる仕組みを構築しました。ユーザーは外部サイトに移動せず、LINEを開いたまま入力できます。プロフィール(表示名・ユーザーID)は自動取得されるため名前を打ち直す必要がなく、回答が送信されると、サンクスメッセージのプッシュ送信・担当者への通知メール・Google Sheetsへの自動追記までが続けて実行されます。さらにGA4と連携し、表示・入力開始・送信完了をイベントとして計測。どこで離脱が起きているかが見えるため、改善の手がかりがそのまま残ります。
個人情報を扱うから、安心して任せられる設計に
応募フォームは個人情報を扱います。この仕組みは、実務で安心して使えることを前提に設計しました。
- 本人だけが送信できる:LINEのIDトークンをサーバーサイドで検証し、なりすましによる送信を防ぎます。
- 暗号化して保管:認証情報などはAES-256-GCMで暗号化。キーがなければ起動しない設計で、平文保管を防ぎます。
- 企業ごとにデータを分離:データベースのRow Level Security(RLS)で、他社の回答が見えることはありません。
- 多層で防御:通信経路・処理・データベースの各層に独立した防御を重ね、どこか一つが突破されても次の層で止めます。
重要なのは、これが完成品やパッケージではなく、マーケティングAXという考え方から生まれた一例にすぎないという点です。応募の形もその後の処理も企業ごとに異なるため、本来は各社の業務を見直すところから始め、つなぎ方・組み合わせ方もその都度変わります。LINE運用を改善したい企業はもちろん、あらゆるマーケティング業務に対応できる体制を整えています。
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