はじめに
こんにちは！アイトリガーの山﨑です！
インターネットで何かを検索すると検索結果の一番上に時折見かける「広告」や「スポンサー」という文字。「うちの商品の広告もこんな感じで出せたらなぁ……」「でも結構お金も手間もかかりそう……」なんて考えていませんか？
Google広告やYahoo広告の活用で売上って本当に上がるの？
そんな疑問をお持ちの皆さんのために、リスティング広告の基本を説明していきたいと思います。
リスティング広告とは
リスティング広告（検索連動型広告）は、「Google」や「Yahoo!」といった検索エンジンの検索結果画面に掲載されるテキスト広告のことです。
特定のキーワードを検索したユーザーにのみ広告が配信され、 商品やサービスに一定の興味や関心を持っている顕在層へ効果的にアプローチできることから、他のWeb広告と比較して費用対効果を高めやすいという傾向があります。
また最低出稿額が決められておらず、予算に応じて自由に設定できるので、低予算から気軽に始められるというメリットがあります。
また、ユーザーが広告をクリックしてはじめて費用が発生する「クリック課金」を採用しているため、他の手法と比べて費用対効果が高くなりやすいのが魅力です。
リスティング広告のメリット・デメリット
まずは、リスティング広告の4つのメリットについて解説します。
- キーワードに対して入札できる
- 購買意欲の高いユーザーに配信できる
- 最低出稿金額がなく、少額からでも出稿可能
- SEOよりも即効性と柔軟性が高くユーザーの目に留まりやすい
1.キーワードに対して入札できる
リスティング広告では、掲載枠に対して複数の広告主がオークションを行い広告枠を落札していく形式となっております。
落札できた広告主の広告が掲載される形となっており、事前に1回あたり何円払うかを決めておくことを「入札」と言います。
リスティング広告ではユーザーが検索するキーワードごとに入札を設定することが可能です。
広告の掲載自体は無料で広告がクリックされるごとに費用が発生する「クリック課金制」となっております。
2. 購買意欲の高いユーザーに配信できる
リスティング広告はユーザーごとに適した配信が可能です。
例えば塾の広告を配信する場合、塾に入会する可能性が高いのは下記のどちらのユーザーでしょうか。
（1）「塾 入会」のキーワードで検索しているユーザー
（2）「学習塾ランキング」のページを閲覧中のユーザー
すでに「入会」というキーワードで検索をしていることから、塾に入会する確率としては【１】の方が高いと想像できます。
【２】は、塾に興味はありそうですが、そのユーザーが塾に入会したいのか、人気の塾を探しているだけなのかどちらかわかりにくいですよね。
このように、特定のニーズを抱えたユーザーに対して、ピンポイントで広告を配信できるのがリスティング広告の強みです。
一方で、既に競合企業も多く出稿しており参入ハードルが高いケースも多々あります。これからリスティング広告を始める場合には、競合に打ち勝つための戦略を練った上で開始することが求められます。
3. 最低出稿金額がなく、少額からでも出稿可能
リスティング広告は、広告主が予算を設定できるため、低予算で開始することができます。
リスティング 広告は1日あたりの予算額を設定することで、1ヶ月間の予算が決まります。キャンペーンの内容によって変動しますが、1日あたり200円前後から出稿ができるため、1ヶ月で1万円以内でも広告配信が可能です。
リスティング広告は、クリック単価を設定することで全体予算が決まります。クリック単価は10円前後から設定できるため、クリック数に応じて請求金額が変わります。
4. SEOよりも即効性と柔軟性が高い
リスティング広告では、SEOに比べ上の表に記載のように即効性や柔軟性が優れており、効率よく且つスピーディに効果を実感することが可能となっております。
広告の表示場所
リスティング広告の表示場所は、検索枠の上下に表示され上位に広告が表示された場合、必ずユーザーの目に映るため自然検索でのページよりもユーザーの流入の確度が高いと思われます。
対してSEOは成果を得るまでに時間がかかる場合が多く、どれだけ時間とお金をかけても上位に掲載できる保証はありません。
地域やユーザー設定・即効性
リスティング広告では広告を表示したいユーザーの性別や年齢、表示したいエリアなどの指定も可能で確度の高いユーザーにのみ広告を表示することが可能です。
また、 入札金額やキーワードとの関連性次第で即日で上位掲載が可能となっており、即効性があります。
次にリスティング広告のデメリットについて解説します
1.認知向き（潜在層向き）ではない
2.継続的に運用コスト（費用や人的リソース）が発生する
3.キーワードによってクリック単価が高騰する場合がある
1. 認知向き（潜在層向き）ではない
リスティング広告のデメリットとして、認知向き（潜在層向き）ではないことが挙げられます。 リスティング広告は、特定のキーワードで検索を行ったユーザーに対してアプローチする広告です。
そもそも、ユーザーが検索行動を起こすときは、何かを「知りたい」「買いたい」「行きたい」など、ニーズや悩みが顕在化している状態です。
裏を返せば、まだニーズや悩みが顕在化しておらず、検索行動を起こさないユーザーに対しては有効なマーケティング施策とは言えないでしょう。
リスティング広告を始める際には、「誰に・何を訴求したいのか」を明確にする必要があります。
2.継続的に運用コスト（費用や人的リソース）が発生する
運用コストには、広告を配信するための費用だけでなく、 計測タグの設置や調整をしたり、配信結果の分析や改善、日々アップデートされる運用型広告の情報を学んだりする時間などの人的リソースも含まれます。
広告を配信したら終わりではなく、継続的にコストが発生するので、長期的に予算組みをする必要があります。
3.キーワードによってクリック単価が高騰する場合がある
リスティング広告では、コンバージョンに繋がりやすいキーワードは、競合も多く出稿している為クリック単価が高くなる傾向にあります。
一般的にコンバージョンに繋がる可能性が高いキーワードとは、ユーザーが何かしらのアクションを起こそうとしているキーワードが多いです。
例えば「マンション 購入」であれば、マンションを購入したいと考えているユーザーが入力した検索語句だと考えられます。
そのため、マンションを販売している不動産会社がこぞって広告配信を行っている可能性が高いのでクリック単価が高くなる傾向にあります。
以下は、「マンション 購入」の一か月の平均検索回数とページ上部に掲載されたときのクリック単価の（低額帯／高額帯）をGoogle広告キーワードプランナーで調べたものです。
「マンション 購入」は競合が多い分野でもあるので、そもそものクリック単価が高くなる傾向にあります。
toC 向けの商品やサービスの場合、検索するユーザーのニーズを捉え、キーワードのかけ合わせを考えていくのが良いでしょう。
リスティング広告で売上が伸びた成功事例
弊社がリスティング広告をサポートした企業さまでは、さまざまな業種で売上拡大や問い合わせ倍増などの例があります。ポスティングのサイトでは、リスティング広告の運用だけで昨年比240％の売上を獲得しました。
商品やサービスが良いことはもちろんですが、適正な打ち出し方や運用方法で対象物の可能性をさらに引き出すことが可能です。関連するキーワードを広く洗い出し、テストを繰り返した結果、予想を超える実績につながりました。
まとめ
今回はリスティング広告の基本についてお話ししました。
リスティング広告は商品やサービスに一定の興味や関心を持っている顕在層へ効果的にアプローチできるので、費用対効果を高めやすいという傾向があります。
しかしそれらの特徴が発揮されるのは、最適な運用がされていた場合の話であるため、自社で体制を整えたり、代理店に依頼したりと、成功に向けた運用体制が欠かせません。
今回の記事を読んで、リスティング広告に少しでも興味が出た、少しだけでも話を聞いてみたいと感じましたら是非弊社へお問い合わせください。
