突然ですが、広告運用者さんへこのようなメールが届いていませんか?
手順を理解していたら簡単に済む手続きなのですが、限られた期間で適切に対応しないと広告の配信が停止される可能性があります。
現在は管理画面ツールの「広告主様の適格性確認」からも認証を進めることが可能です。
こちらを行うことで広告表示オプションのビジネスの名前やロゴなどのアセットを活用できるようにもなります。
この記事ではGoogle広告の身元確認について説明していきます。
Google広告の身元確認(本人確認)とは
Google広告の身元確認とは、広告主が実在する会社であることを証明し、広告の信頼性と透明性を高めることを目的とした取り組みです。
期日までに対応しないとどうなるの?
身元確認のメールが届いた場合、メールが届いてから30日以内に対応しなければ、広告の配信が停止されてしまいます。
指定された期限内に対応できなかった場合、アカウントが一時停止され下記のようなメールが届きます。
※現在、審査完了までにかなり時間がかかっています!
期間内に審査が完了できなかった場合は、アカウント停止になりますのでご注意ください。 2023年10月時点
Google広告の身元確認(本人確認)
Google広告の身元確認の対応を進めるにあたり、以下の事前の準備が必要となります。
- Google広告の管理者権限
- お支払いプロファイルの管理者権限
- 本人確認書類
Google広告の管理者権限の設定方法
- Google管理画面の「ツールと設定」をクリック
- 「アクセスとセキュリティ」をクリック
GoogleIDの「アクセス権限」が「管理者」になっていたらOKです。
「管理者」以外の権限の場合、アカウントの管理者もしくはMCCの管理者に管理者権限を付与してもらって下さい。
お支払いプロファイルの管理者権限の設定方法
- Google管理画面の「ツールと設定」をクリック
- 「料金」の「設定」をクリック
- 「お支払いサービスのユーザー」の「お支払いサービスのユーザー管理」をクリック
- 「新しいユーザーを追加」を選択
- 連絡先の名前とメールアドレスを入力
- 「権限」の「全ての権限を持つ管理者」を選択
「Google広告の管理者権限」と「お支払いプロファイルの管理者権限」に関しては、本人確認のメールが届く前から対応が可能です。
身元確認のメールは順次配信されているため、事前に準備しておくことをおすすめします。
本人確認書類
身元確認の対象が法人か個人かによって必要な書類が異なります。
法人の場合は、組織の身元を証明するために以下のいずれかの書類が必要になります。
- 会社設立証書または登録証明書
- 税務署からの書類の抜粋
- 納税証明書
- DUNS ナンバー証明書
- 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
登記簿謄本(履歴事項全部証明書)はオンラインで取得することも可能となっています。
オンラインでの手続きは法務省が提供する「登記・供託オンライン申請システム」で行います。
個人の場合は広告主身元を証明するための下記の書類が必要になります。
- パスポート
- 運転免許証
- 永住権カード
また「名前と ID の提供」では、身元確認の申請を行う人の下記いずれかの書類が必要です。
- パスポート
- 運転免許証
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 居住許可証
身元確認(本人確認)の手順
- 通知メールまたは管理画面でのツール「 広告主様の適格性確認 」から身元確認を開始
- 選択肢に沿って広告主の住所、履歴事項全部証明書、法人番号、正式な代理人の情報、身元証明の書類など、必要な情報を入力
※添付する書類と同じ内容を入力 - 「名前と ID の提供」に申請作業を行っている人の情報を入力します。
IDタイプには運転免許証、パスポート、個人番号カード(マイナンバーカード)、居住許可証のいずれかを選択し書類を添付します。
※運転免許書は裏表両方のデータが必要です。 - すべての情報をアップロードし、送信
まとめ
身元確認をおこなうことで、広告に「広告主の情報」が載ったり、ビジネスに関する広告表示オプションを利用できたりと、広告主側にもメリットがあります。
書類を揃えたり、権限を整理したりと実施にあたって行うべきことは複数ありますが、
事前に出来る準備はして身元確認を進めましょう。