こんにちは!アイトリガーの執行です!
マーケティング用語でよく聞くワードとして「ペルソナ」があると思うのですが、皆さん実際にペルソナを設定したことはありますか?
本記事では「そもそもペルソナって何?」というところから、設定する上での注意点も解説していきます!
ペルソナとは?
そもそもペルソナとは何でしょうか?
マーケティング用語で、「商品やサービスを利用している典型的なユーザー像」のことを言います。
つまり、商品やサービスを提供したい人を決めるターゲット設定のことを指します。
マーケティング戦略上では、「誰の」「どんな課題」を「どのように解決するか」を言語化し共有できるものとなっており、何かしらのプロモーションを新規で進行するにあたって設定することが多いです。
ペルソナとターゲットの違い
ここで「ペルソナとターゲットは何が違うの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
確かに両者は似ていますが、その設定の詳細さにおいて違いがあります。
以下の例であてはめてみると、
ターゲットは【30代女性】など大枠でグルーピングしたもの。
ペルソナは上記のような属性だけでなく【年収○○円、料理が好き、家庭菜園が趣味】など、趣味・嗜好・行動パターンも設定したもの。
ターゲット | ペルソナ |
---|---|
20~30代 | 28歳 |
女性 | 女性 |
主婦 | 専業主婦 |
料理が好き | 夫、子ども3人の5人家族 家庭菜園が趣味 自分で作った野菜で料理をしてInstagramを更新している ママ友とのランチが息抜き |
このような違いがあります。つまり、ターゲットよりペルソナの方が、より詳細に設定されていると言えます。
ペルソナを設定するメリット
ペルソナを設定するメリットは2点あります。
①顧客の視点で考えられる
ペルソナ(一人の仮想顧客)を設定することで、ユーザーが求めるものをピンポイントで突き止める為、実際のユーザーにも刺さりやすい商品やサービスの開発に役立てることができます。
また、その人の生活がイメージしやすくなり、プロモーション上での問題点を発見しやすくなる他、情報発信の方法も一番伝わるものを選択することが出来ます。
➁ チームで共通認識ができる
具体的なペルソナを設定することで、社内の認識の違いを避ける事ができ、スムーズな目標設定へ役立てることができます。
ペルソナを設定する時の注意点
上述の通りペルソナ設定はプロモーション進行上役立つ部分が多い半面、注意しなければならない点も多く存在します。
理想像にしない・思い込みを入れない
かなり詳細にユーザ像を突き詰めていくことになるため、自分たちにとって都合がいいユーザー像になり、現実の消費者ニーズと離れてしまう可能性があります。
また、詳細に突き詰めていく都合上、視野が狭まり結果としてニーズを見逃してしまう原因にもなってしまいます。
あくまでペルソナ設定の際は、「企業の理想」ではなく「顧客の現実」をベースに考える必要があります。
視野狭窄を防ぐためにも、数字だけでなく口コミなどからもデータを取り入れることが重要です。
定期に見直す・アップデートする
ペルソナは新規プロモーション進行時に設定することが多いと記載しましたが、設定後にそのまま放置して良いわけではありません。
ユーザー像も社会の変化にあわせて時間が経てば変化することが大半のため、定期的な見直しとプロモーション設計上への落とし込みが重要となります。
ペルソナ設定のやり方
ペルソナを設定する際、実はBtoBとBtoCで検討すべき要素が若干違ったりします。
まずは一般的な検討要素(BtoC向け)は以下の通りです。
ペルソナ設定を設定するときに検討する要素(BtoC)
- 年齢
- 性別
- 住んでいるところ
- 職業(内容、役職)
- 収入、貯蓄状況
- 最終学歴
- ライフスタイル(起床・就寝時間、通勤時間、勤務時間、休日の過ごし方)
- 性格、価値観
- 人間関係、家族構成
- 趣味、興味
- 不満、悩み
- インターネット利用状況、利用時間(よく使うSNS)
- 所持するデバイスの種類
ペルソナ設定を設定するときに検討する要素(BtoB)
BtoBの場合は、情報収集する担当者と最終的な意思決定をする決裁者が存在するため、個人と企業の2種類のペルソナが必要となります。
【企業のペルソナ】
- 企業規模
- 業界
- 事業の課題
- 組織の課題
- 社風
- 担当者のペルソナ
【個人のペルソナ】※担当者・決裁者
- 年齢
- 性別
- 役職
- 勤続年数
- ライススタイル
- 社内での決定権の有無
- 実現したい事
- 情報収集チャネル
まとめ
ペルソナを設定すること自体はあまりないかもしれませんが、メリットがたくさんあることはお判りいただけましたでしょうか?
また、その多くは新規プロモーション進行時に設定することが多いですが、定期的なブラッシュアップが必要となることから、いつ設定しても有益なものになります。
以下が本記事のまとめです!
- ペルソナを設定することで、ニーズに合ったサービスや商品を開発出来る
- リアルな声を集める事でまったく異なるユーザー像が見えてくるかも
- 修正を繰り返す事でマーケティングに活かせる
- 最初は50点でいい!言語化し土台を作り、ブラッシュアップして作り上げていく
ぜひペルソナを設定してみて、事業の改善・拡大に活かしてみて下さい!