22年6月9日、LINE広告にて、Small Image ADとは別で小さいサイズを指定できる「小サイズの画像(任意)」という画像フォーマットが追加されました。
本記事では、こちらのアップデートについてご紹介します。
本記事を参考に、LINEで「小サイズの画像(任意)」の導入、活用をご検討いただけますと幸いです。
これまでのLINE広告フォーマット
今回の「小サイズの画像(任意)」リリース以前は、トークリスト上部やHomeTabなど、小さい配信面に広告を配信するためには「画像(小)」(以下Small Image AD)に画像を登録する必要がありました。
また、Small Image ADを登録していても、「画像」に登録された正方形サイズ・長方形サイズの画像も一定割合小さい配信面に表示されていました。
配信面の制限もできないため、クリエイティブによっては内容の視認が難しくなる場合もあり、パフォーマンスへの悪影響が懸念されます。
しかし、今回リリースされた「小サイズの画像(任意)」に規定サイズの画像を登録することで、「画像」に登録された正方形サイズや長方形サイズの広告が小さい配信面にそのまま配信されることはなくなり、あらかじめ登録した「小サイズの画像(任意)」が配信されることになります。
全静止画Impのうちの50%以上を占めると言われるトークリスト。
そんなトークリストを今まで以上に効果的に活用できるようになるのは、運用者には嬉しいアップデートといえるのではないでしょうか?
「小サイズの画像(任意)」概要
ここからは「小サイズの画像(任意)」の概要をまとめます。
1. 画像サイズは、1200×628/1080×1080/600×400が登録可能
2.入札では1つの広告として扱われる
3.審査について:画像と画像(小サイズ)のどちらか一方が否認になった場合、その広告全体が否認になる
4.クリエイティブサイズ別の配信結果の内訳について
パフォーマンスレポート作成時に、階層で「広告」を選択すると「集計サイズ」項目が追加され、広告単位で画像と画像(小サイズ)の内訳が確認可能に。
推奨設定について
これまで、Small Image ADは広告グループを分けて配信することが推奨されました。
これは、「画像」と同じ広告グループにSmall Image ADを登録した場合、「画像」に登録された広告がオークションで勝ち、小さい配信面に配信されることを極力減らすことが理由です。
この点は変わらず、「小サイズの画像(任意)」設定後もSmall Image ADとはグループを分けることが推奨されるようです。
終わりに
最後までご覧いただきありがとうございました。
「画像」に「小サイズの画像(任意)」が設定できるようになった今、Small Image ADの行く末は不明ですが、ひとつのグループにデータを集約させることで効率的に最適化を回すことができ、パフォーマンス向上に期待できます。
LINE広告での成果をもっと伸ばしたいとお考えの方は、「小サイズの画像(任意)」を試してみてはいかがでしょうか?